グレーとネイビーの2色です。
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インナーと合わせるジャンパースカートタイプのワンピースなので、写真ではハイネックと合わせていますが、これを七部丈のカットソーなどに変えると、秋口から春先まで着ていただけます。
中厚のニット素材にウールを重ねていて、目線では上側にくるウールに目がいくので、ニット素材のほうでその内側からスカート部分に向かって切替を入れて裾まわりがたっぷりフレアーになっているのが隠れたポイントです。
切替を入れることによってイレギュラーな裾のラインをつくり、なだらかな後ろ下がりのシルエットをつくりました。
トルソーは直立不動なのでわかりにくいのですが、実際に着て歩くと、裾がきれいに揺れて動くようになっています。
苦労して撮ってみたけれど、なんかどことなくぎょっとする雰囲気がただよっている気がしてボツにした、トップページ画像をここにそっと載せておきますね。
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このワンピースをつくるとき、ずっと頭にあったのは、95年の映画「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」。DVDで見返していて、ジュリー・デルピーが着ていたワンピースの演出にぐっときたのでした。
こんな風にインナーに半袖カットソーを着ているのだけれど、ストーリーが展開して主役のふたりの関係が変わった翌朝には、ワンピース1枚になっているというもの。
会話劇でひたすら喋りまくる映画なのですが、ことばにしてヤボなものは画で見せる、それを服装のわずかな違いで、というところがとてもいいなあ、と。
歩いていくジュリー・デルピーの背中の透明感がすばらしかったです。
（その後、続編の「ビフォア・サンセット」を見ると、衣装は違うものの、やっぱりジュリー・デルピーの後姿が印象に残るコーディネートで、わかってらっしゃる！！とおもいました）
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